大学や専門学校への進学を機に一人暮らしを始める方も多いでしょう。
学生マンションはセキュリティ面がしっかりしていて食事付きのところも多く、初めて一人暮らしをする学生の親御さんからも人気な物件です。
しかし、学生マンションの口コミには「やめとけ」「危ない」など、マイナスな内容も多く見受けられます。
そこで今回は学生マンションについて以下の内容で紹介します。
その他、学生マンションに友達を泊めることはできるのか、食事付き学生マンションのデメリットはあるのかなど、気になるポイントをまとめました。
学生マンションはやめとけ?後悔した理由3選

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「学生マンションはやめとけ」という意見には、以下のような理由が挙げられています。
実際に学生マンションに住んだことのある人の口コミと共に、詳しく解説します。
①ぼっちにはキツい?
学生マンションの口コミには「ぼっちにはキツい」という内容が投稿されていました。
学生マンションは学校近くにあり、友達や顔見知りも入居しているケースが多いです。
また、食堂で食事する際などに交流が深まることもあり、マンション内で友達を増やせる場合も。
しかし、裏を返せば多くの入居者同士に繋がりがある中、自分だけぼっちだと孤独感が一層増すことが考えられます。
友達同士で集まって宅飲みをする学生も多く、賑やかで楽しそうな雰囲気を感じて「ぼっちにはキツイ」と感じる人もいるようです。
②うるさい・騒音がひどい?
学生マンションを後悔している口コミで最も多かったのが、騒音トラブルに関する内容です。
「男子飲みがうるさい」「連日連夜騒がしい」「窓開けると声が丸聞こえ」と、学生マンションでは友人を呼んで宅飲みをする学生が多く、深夜まで騒がしいこともしばしば。
他にも、楽器の音や夜遅くに帰宅した人の足音など、生活リズムが様々な学生において騒音の元はたくさんあります。
あまりにも騒がしくて気になる場合は管理人に相談するのがおすすめです。
③異性を呼びづらい?
女性・男性専用を除く学生マンションでは、異性の来訪禁止といったルールがないことがほとんどです。
しかし、学生マンションの中には「友達や異性の宿泊禁止」など、ルールが設けられている物件もあります。
規約で禁止されていなくても、異性を呼んだことがすぐ周りにバレてしまったり、隣人との騒音トラブルに発展する可能性があったり、「異性は呼びにくい」という口コミも見つかりました。
一方、「異性を呼んでいる人が多い」という口コミもあり、マンションごとに異性を呼ぶことへの認識は様々だと分かります。
学生マンションは危ないって本当?

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学生マンションはオートロックや監視カメラなどのセキュリティ設備が充実しています。
また、管理人が常駐している物件も多く、一般的なアパートより防犯性は高いです。
「学生マンションは危ない」と言われる理由として考えられるのは、学生を狙ったセールスや宗教勧誘が来やすいことです。
入居者が学生という前提で訪ねてくる業者もいますが、あまりにしつこく悪質な場合は管理人に相談しましょう。
学生マンションのメリットとは?

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学生マンションのメリットがこちらです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①セキュリティが充実
学生マンションはセキュリティが充実していて、安心して住めるのが魅力。学生マンションによくある防犯設備は以下の通りです。
- 防犯カメラ
- オートロック
- モニター付きインターホン
- ダブルロック
管理人が常駐している物件も多く、住人が学生だと把握しているため、何かあったときに相談しやすいのもポイントです。
②同年代の友達ができやすい
学生マンションに住んでいるのは同じ大学の学生だけなので、同年代の友達が作りやすいのもポイント。
食事付き物件なら食堂での会話などから、その他でも日常的に顔を合わせる内に自然と仲良くなれるケースが多いです。
また、学生マンションでは住人向けの懇親会を開催していることも多く、交流を深めやすいのも特徴。
上京したばかりで友達がいなくても、友達作りがしやすい環境なら安心ですね。
③社会人になってもそのまま住めるケースも
学生マンションは基本的に“学生のみ”入居できる賃貸です。そのため、卒業のタイミングで退去しなければなりません。
しかし、物件によっては社会人になってもしばらくは住めるケースもあります。
入居条件や退去の規約は物件ごとに異なるので、卒業後もそのまま住みたい方は契約前に確認しておきましょう。
学生マンションとは?

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学生マンションとは、その名の通り学生が住むことを目的とした賃貸マンションを指します。
学生マンションの特徴は以下の通りです。
- 学生のみ入居可能(契約時に合格証や入学証の提示が必要)
- セキュリティ設備がしっかりしている
- 家賃や管理費がエリア相場より若干高い
- 食事付き物件が多い
- 学生寮のように門限や細かい規律は少ない
- プライベートな空間
オートロックや監視カメラの設置により防犯面で一般的なアパートより上回っていて、食事付きの物件が多いことから、初めての一人暮らしという親御さんからも人気な学生マンション。
家賃の高さなどネックな点もありますが、セキュリティ面や生活の質が担保されているのが魅力です。
学生マンションに友達を泊めることはできる?

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基本的に学生マンションに友達を宿泊させることは可能です。
ただし、1~2日程度であれば問題ありませんが、1週間など長期に渡って宿泊していると同居しているとみなされて規約違反となる場合もあるので注意が必要。
また、女性専用の学生マンションでは、異性の来訪がNGというケースが多いので、友達であっても泊めることはできません。
友達を呼ぶ際は近隣との騒音トラブルにならないよう気を付けて、規約を守った上で宿泊してもらいましょう。
学生マンションで親が泊まることはできる?
友達の場合と同様に、学生マンションに親が泊まることは基本的に可能です。
ただし、女性専用の学生マンションでは父親や兄弟であっても来訪不可の物件もあるので、事前にルールを確認しておくと安心です。
また、友達を呼ぶときほど気にかける必要はないかもしれませんが、騒音など近隣に迷惑のかかる行為はないようにしましょう。
食事付き学生マンションのデメリットはある?

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食事付き学生マンションには、以下のようなデメリットがあります。
- 食事代が高い(1ヶ月分固定)
- 食事提供時間が決まっている
- 料理の味や内容が好みに合わない場合がある
- 食堂で他の住人と顔を合わせることになる
- 食べないと食事代が無駄になる
学生マンションの食堂は土日休みの場合もあり、提供時間も決まっているので、自分の生活リズムには合わせられません。
しかし、食事付きの学生マンションには以下のようなメリットがあります。
- 栄養バランスが考えられた食事
- 調理する手間が省ける
- 食事中の会話などで友達を作りやすい
学生マンションごとに「別途食事付き契約必須」や「食事の有無を選択可能」など、規約は様々。
自分にとって食事付き物件が合うか合わないか、よく検討して契約しましょう。
学生マンションとアパートならどっちがいい?

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学生マンションとアパートにはそれぞれメリット・デメリットがあります。以下の表で比較してみましょう。
| 項目 | 学生マンション | 一般的アパート |
|---|---|---|
| 家賃 | エリアと同等か少し高い | 比較的安い |
| 管理費・共益費 | 1万円前後 | 0円~ |
| エリア | 学校近く | 様々 |
| 物件数 | △ | ◎ |
| 設備 | ◎ | ○ |
| 防犯性 | ◎ | △ |
| 食事 | 食事付きが多い | 自炊 |
学生マンションはセキュリティが充実していて住人も学生のみなので、防犯性の高さが魅力。
食事付きのケースが多く、初めて実家を出る学生も安心して暮らせるでしょう。
一方、一般的なアパートは学生マンションより家賃が安いこと、住むエリアを選べることなどがメリットです。
それぞれ特徴が異なるので、上記表も参考に自分に合った物件を検討してみてください。
【Q&A】学生マンションのよくある質問

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ここでは学生マンションでよくある質問に回答していきます。
学生マンションで引越し挨拶は必要?
学生マンションでの引っ越し挨拶はしてもしなくても良いです。引っ越し挨拶をすることのメリット・デメリットをまとめました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・周りにどのような人が住んでいるか 把握できる ・何かあったときに頼りやすい ・仲良くなるきっかけになる |
・女性など防犯上一人暮らしなのを 知られると危ない人もいる |
上記に記載の通り、女性の場合は防犯上の観点から引っ越しの挨拶はしない方がいいです。
ただし、女性専用の学生マンションの場合は挨拶をしてもOK。
挨拶をする際は上下左右の部屋までにしましょう。また、引っ越し挨拶では以下を伝えるとスマートです。
- 引っ越してきた日
- 部屋番号
- 名前
最後に「よろしくお願いします」と伝え、手土産を渡せば完了です。
学生マンションに彼氏・彼女は呼べる?
学生マンションには、来客に関するルールがある物件とない物件があります。
来客に関するルールがある物件では、「友人の宿泊禁止」や「異性の来訪禁止」などが設定されているケースが多いです。
中でも女性限定の学生マンションでは、父親や兄弟さえ訪問NGという場合も。
また、来客OKの物件でもすぐに周りにバレてしまったり、隣人との騒音トラブルが起こる可能性があったり、心置きなく恋人を呼ぶのは難しいと言えるでしょう。
学生マンションで二人暮らしはできる?
基本的に学生マンションでは異性の二人暮らしが禁止されているケースが多いです。
喧嘩や生活音などの騒音でトラブルが起こる可能性や、別れた場合を想定して、入居審査が厳しくなっています。
しかし、兄弟・姉妹、同性の友人同士ならOKという物件はあります。
家賃を折半できて経済面で助かったり、何かあったときに頼れる存在がいる心強さだったりというメリットがあるので、一人暮らしに抵抗のある方は検討してみてくださいね。
まとめ
今回は学生マンションについて以下の内容でご紹介しました。
- 友達が作りやすい≒ぼっちにはキツい
- 騒音トラブルは付き物
- セキュリティ面が通常物件より強い
- セールスなど学生狙いの業者のターゲットにされる可能性あり
- 食事付き物件が多い
学生マンションはオートロックや防犯カメラの設置により、初めての一人暮らしでも安心して過ごせる環境が整っています。
しかし、その一方で家賃がエリア相場より高いといったデメリットもあります。
予算や住むエリアによって学生マンションか一般物件が良いかは異なるので、一概にどちらが優れているとは言えません。
今回の記事も参考に、どちらが自分に適しているか検討してみてくださいね。

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