家賃が安い物件を探す中で、さすがに家賃1万はやばいのではと不安を覚える方も多いはず。
安くて契約したいものの、「家賃が1万円台になる理由ってなぜ?」と気になりますよね。
そこでこの記事では、家賃1万円以下の物件に潜む理由やリスクを徹底解説します。
▼この記事に書いてあること
家賃1万円以下の実態など、相場と比較して安い理由を知り、安全で快適な住まいを見つけるための情報をお届けします。
家賃を抑えつつ、後悔しないための知識を身につけましょう。
家賃1万円はやばい?
家賃1万円の物件は確かに魅力的ですが、その安さには理由があります。
相場と比較して、なぜこんなに安いのかを理解することが大切です。
ここでは、家賃が安い基準を相場から判断する方法や、URや都営住宅の基準との違いについて解説します。
家賃が安い基準は相場から判断
家賃が安いかどうかを判断する基準は、該当地域の家賃相場で判断しましょう。
同じエリアで似たような条件(広さ、間取り、築年数など)の物件と比較して、極端に安い物件には理由があります。
例えば、事件や事故があった物件では、相場より2~3割の家賃になることがあるようです。
なぜ安いのかという理由は交渉の材料になるので、契約前に確認しましょう、
URや都営の基準は相場と違う?
UR賃貸住宅や都営住宅は、一般の賃貸物件よりも安く借りられることが多いですが、入居条件や家賃設定に独自の基準があります。
URは主に「近傍同種の住宅の家賃」を基準として、独立行政法人都市再生機構法に基づいて家賃を決定しており、礼金や仲介手数料などが不要で初期費用が安く抑えられるのが特徴です。
都営は民間賃貸の家賃の1/2から1/3程度に設定されていますが、所得が定められた基準内であることや、都内に3年以上継続して居住していることなど制限があります。
URには、2世帯や子育て世帯の家賃を減額してくれるお得なプランも用意されているので、該当しそうな方はよく確認してみましょう。
家賃が1万円台なのはなぜ?理由とは
お得に借りたいものの、家賃が1万円台なのはなぜか、理由が気になりますよね。
まず心配になるのは、事故物件なのかといったところでしょう。
実際に、事故物件の家賃相場は周辺と比べて2割から3割程度安く設定されることが多いようです。
また、周辺住民の民度が低いせいなのではという声もあります。
他にも、1万円台もの安い物件となると、物件の老朽化、立地の悪さ、設備の問題など、様々な要因が絡み合っていることが多いです。
ここでは、家賃が1万円台になる理由について詳しく見ていきましょう。
おとり物件の可能性がある?
極端に家賃が安い物件は、「おとり物件」である可能性があります。
おとり物件とは、実際には存在しない、または契約できない物件を広告に掲載し、客寄せのために利用するものです。
問い合わせると、「すでに契約済み」などと言われ、別の物件を勧められるケースがあるので注意しましょう。
劣化や古くて危険な物件?
築年数が古く、劣化が進んでいる物件は、家賃が安く設定されていることがあります。
耐震基準を満たしていない、設備が老朽化しているなど、安全性に問題がある場合も考えられます。
内見の際は、建物の状態をしっかり確認しましょう。
設備・間取り・立地が悪い?
設備が古かったり、間取りが特殊だったり、駅から遠かったりする物件は、家賃が安くなる傾向があります。
例えば、バス・トイレが共同、洗濯機置場が室外、キッチンが狭いなど、生活に不便を感じる点があるかもしれません。
自分のライフスタイルに合った物件かどうか、慎重に検討しましょう。
家賃1万円以下の物件はどれくらいあるの?
家賃1万円以下の物件は都市部では非常に少ないですが、地方に行けば見つかる可能性はあります。
ここでは、具体的な地域を例に挙げ、家賃1万円以下の物件を探す際のポイントを紹介します。
多様なライフスタイルを選択するために、選択肢の多さは強みです。
沖縄で家賃1万はある?
沖縄で家賃1万円台の賃貸物件を見つけるのは、非常に難しいようです。
かろうじて2万円台からなら、那覇市などの本島でいくつか見つかります。
また、沖縄本島以外の離島で家賃1万円程度の物件を見つけるのは、さらに困難です。
一般的に、離島の賃貸物件は本島に比べて物件数が少なく、家賃も高くなる傾向があります。
交通の便が悪かったり、生活に必要な施設が近くにないなど、不便な点も考慮する必要があります。
家賃1万円は東京にある?
東京都内で家賃1万円の物件を探すのは非常に困難です。
都心部ではほぼ不可能ですが、多摩地域など、都心から離れた場所であれば、シェアハウスや築年数の古いアパートなどが見つかる可能性があります。
一例として、JR西八王子駅から徒歩33分の距離にある築45年のアパートで、1Rが1万8千円といった物件が見つかりました。
家賃1万円以下も熊本や北九州・鹿児島なら叶う?
熊本県、北九州市、鹿児島市などの地方都市では、家賃1万円以下の物件が見つかることがあります。
これらの地域では、空き家が増加しており、家賃を抑えて入居者を募集するケースがあるためです。
例えば熊本県の場合、熊本市内で最寄り駅から徒歩10分以内でも、1Rのアパートが1万円台で借りられる物件がいくつかあります。
ただし、物件の状態や周辺環境をしっかり確認することが大切です。
西成で家賃1万の物件は?
大阪府大阪市西成区は、比較的家賃が安いエリアとして知られています。
駅近で家賃1万円台の物件も存在しますが、治安や周辺環境には注意が必要です。
また、築年数50年以上の物件もあり、老朽化に伴う危険も心配されます。
事前に地域の情報を収集し、安全に暮らせるかどうかを検討しましょう。
空き家バンクなら家賃1万円台も多い?
空き家バンクとは、地方自治体が主体となって、空き家を有効活用するために設けている制度です。
空き家バンクに登録されている物件は、家賃が安く設定されていることが多く、1万円台の物件が見つかる可能性もあります。
▼空き家バンクの全国の家賃相場
- 地方:1万円台から5万円台
- 都市部:6万円台から30万円台
空き家バンクの登録物件の中には、タダでもいいから土地や物件を手放したいという人が0円で物件を登録していることがあります。
東京都だと奥多摩町にも空き家バンクがあり、都心へのアクセスが良好なため人気です。
多くの場合は改修が必要であったり、不便な場所に位置していたりしますが、広い一軒家も少なくないのでこまめにチェックしてみましょう。
家賃はケチるな!1万の差はどれくらい?
家賃を1万円に抑えることで、毎月の生活費を節約できます。
しかしその分、住環境が悪化する可能性もあるため、「家賃はケチるな」という意見もあります。
ここでは、家賃1万円の差によってどのような違いがあるのか、具体的な例を挙げて解説します。
部屋の条件や立地&設備
家賃が1万円違うと、部屋の広さ、設備、立地などに差が出てきます。
▼1万円の違いで生じる差の例
- 駅からの距離が遠くなる
- 築年数が古くなる
- バス・トイレが共同になる
- 収納スペースが少なくなる
- オートロックがない
これらの条件が、自分の生活にどれだけ影響するかを考える必要があります。
家賃1万5千円はやばい?
家賃が1万円の物件も少なからずある中、家賃1万5千円の場合は生活への快適さ増すことがあります。
たった5千円の違いですが、例えば以下のようなに違いがあることが多いです。
- トイレ等が共同か、専用か
- 和式トイレか、様式トイレ
- エアコンがあるか、ないか
また、家賃を5,000円上げることで、駅からの距離や建物の管理状態が多少良いことが多いと言えます。
とにかく家賃を抑えて安く住みたい人にとっては家賃が5千円上がるのは苦しいかも知れませんが、最低限の快適さも欲しい人にとっては5,000円の差は大きいです。
自身の生活へのこだわりで選択するのが良いでしょう。
家賃で1万円の差で悩んだ時の対処法
家賃で1万円の差で悩んだ時は、以下の点を考慮して判断しましょう。
- 自分の収入と支出をしっかり把握する
- 譲れない条件と妥協できる条件を明確にする
- 実際に物件を内見して、住み心地を確認する
- 周辺環境や治安について調べる
- 家で過ごす時間から決める
- 不動産会社に相談して、アドバイスをもらう
これらの情報を基に、自分にとって最適な選択をすることが大切です。
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